今日のはなし ー2回ー
今日のはなしは、当院でも元気になる調整法としてお伝えしている腹部疎通法についてです。
私が勉強している呼吸・整体スクールの中でも重要度高めの身体調整法です。
そして私が元気になったきっかけの調整法の1つです。
5つの動きから体の膨張圧を抜くことで、日常の呼吸の正常化や内臓感覚のリセット、思考もクリアになります。
この膨張圧は、中医学で気滞(気の滞り)のことを指します。
肝の機能:
肝は五臓の一つで、気の流れを整え、精神状態を安定させる働きをしています。
肝鬱気滞:
肝気の流れが悪くなると、「肝鬱気滞」となり、気が滞ってしまいます。この状態は、ストレスや怒り、過度な精神的な緊張などが原因で起こることが多いです。
とりわけ女性は、この圧が抜けないことによる不調が多く、いかに膨張圧を抜くことかが肝となってきます。
当院に通われている女性の患者さんでもこの圧由来の不調の方が多くいらっしゃいます。
先ずは、手技で圧を抜いてあらかた落ち着いてきたところでこの腹部疎通法を取り入れていくことで、元気の段階が一段、二段と上がって底上げをしていくことができます。
自らで動かすことで得られるものもたくさんあるんです。
「不調になってから避けてきた飛行機に乗って旅行に行けたんです」
「出かけるのが不安で怖かったけど、思い切って友人と映画を見に行くことができたんです」
こんな報告をさらっと笑顔で話してくださいます。
スクールは1日かけて勉強していくのですが、終わる夕方頃なのにみんな目がぱちっ!っと開いてあれだけお腹を動かして疲れているはずなのに元気になっていました(^^)
現代人は呼吸が浅く、いつの間にか気付かぬうちに酸欠状態のひとが多いそうです。
酸素をたくさん取り入れて吐くことで、老化防止にも繋げていきましょう!